いまからできる水害対策 (^-^)

水害に強い家の作り方とは、

敷地を高くする
床を高くする
基礎を高くする

といったように、高さを上げることがカギです!(^^)!

ただ、いずれにしても大規模な工事が必要となり、経済的な負担も相当なものになりますし、
既に建っている家にお住まいの方にとっては、工事自体も難しいものとなります。

そこで今回は、今からできる水害対策の準備をご紹介します。


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1.土のう・水のう

土のうとは、布袋に土砂を詰めたものです。これを積みあげて、水や土砂の流れを止め、

家屋への浸水を防止するので、水深の浅い初期段階や小規模な水害時には、非常に有効な対策です。

低地に住んでいる方は、常備しておくのが賢明ですが、袋いっぱいの土を集めるのは、
特に土の少ない都会ではなかなか大変です。

そういった場合には、40~45リットルのゴミ袋を2~3枚重ね、水を入れて作る「水のう」も有効です。

水のうを複数個用意し、段ボールに詰めることで土のう代わりにもなります。

水害被害を受けやすい半地下・地下に玄関や駐車場、居室があるお家にお住まいであれば、土のうは常に準備しておくのが良いです。

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2.止水板

大雨時には、家の出入り口に、長めの板などを設置し、土のうや水のうなどで固定して、浸水を防ぎましょう。

板がない緊急の場合は、テーブル・ボード・タンス・ロッカー・畳などで代用しても良いです。

なお、止水板を購入に対して補助金を出してくれる自治体もありますので、
お住まいの自治体のHPなどをチェックしてみましょう。

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3.排水溝のチェック

ゲリラ豪雨など、突発的で激しい水害時は、トイレや浴室、さらには洗濯機などの排水溝から汚水が逆流する
「排水溝逆流浸水」が発生し、
室内から泥水が噴き出す恐れがあります。

水のうを1回のトイレの便器に入れる、浴室、浴槽、洗濯機の排水溝の上に乗せる、といった対応で逆流を防止しましょう。


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4.自作のハザードマップ


自治体の作成したハザードマップは非常に重要なものですが、それに加え自前のハザードマップを用意しておくことも大切です。

水害が起きて、避難が必要になった時のために、避難場所までのマンホールや小川、側溝などの危険箇所をマップ上に示しておくと良いです。

特に濁流で冠水した場合、危険箇所が見えなくなり、避難途中でふたの外れたマンホールや側溝に落ちてしまうことも非常に多くあります。

通常の降雨時に避難場所まで歩いてみて、自作のハザードマップに、雨が降った時の水の流れる方向やマンホール・側溝の場所の目印になるものも書き込んでおきましょう。

なお、お家が平屋建てで、ゲリラ豪雨時などに逃げ場所がなくなってしまうような際には、

遠くの避難場所を目指すよりも、隣近所の二階以上に避難させてもらうほうが安全なので、普段から人間関係を築いておきましょう。

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5.非常用品備蓄

大規模水害時には、水道、電気、ガスなどが止まり、道路が寸断される可能性があります。

ライフライン途絶を想定し、
水、食料、日用品、カセットコンロ、
カセットボンベ、予備電池、防水懐中電灯、
携帯電話充電器、医薬品、ランタンなど、
一週間程度暮らせる備蓄を準備しておきましょう。


これらについては、故障の有無など定期的なメンテナンスを行うように心がけましょう。


また持ち出し用の非常用品はすぐに持ち運びができるよう、一箇所にまとめて保管しておきましょう。

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両手を開けて避難できるよう、リュックなどに入れての保管をオススメします。

災害はいつ何時襲ってくるかわからないものです。

水害に強い家を作ることも当然大切ですが、万が一に備えた準備も、家づくりの際にアドバイスさせていただいています(^^♪

知ってトクする住宅の歴史☆

今回は、江戸時代から現代までの暮らしの変化を見ていきたいと思います。


・江戸時代

日本人の大半が農民で、小屋や納屋に住んでおり、広さは1間が一般的でした。

また、武士は武家屋敷という書院造を基本とした住宅に住んでいました。

書院造とは、一般的に商事や襖、棚や床の間のある座敷のことです。

しかし、当時の8割が農民であったため、大半の庶民が家を持てる時代ではなかったのです。


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・明治時代

開国により国外からの移住者が増加したこともあり、徐々に西洋の文化が普及していきました。

国民の仕事が農業から商業に変化したり、食文化も洋風のものになったりと、生活様式の西洋化が連鎖的に起きていきました。

建築技術においても西洋の技術を取り入れていき、絨毯を敷いた応接間などをはじめとした洋風の住宅が広まるようになりました。


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・大正時代

住宅の構造にも変化が起こりました。

あの関東大震災が起こったためです。

関東大震災を境に、住宅構造の見直しが早急に行われました。

今でこそ耐震等級3が標準搭載されていますが、当時はそのようなものもありませんでした。

そんな背景もあり、当時の人たちは鉄筋コンクリートに目をつけ、鉄筋コンクリート住宅が続々と増えていきました。


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・昭和時代

茶の間を中心とした畳の生活と、絨毯がひかれソファが置かれた洋間が両立している住宅が流行りました。

新しさと古さ、西洋の住宅様式と日本古来の住宅様式の融合をコンセプトにつくられた住宅が多かったようです。

いわゆる和洋折衷建築という和風建築と洋風建築の要素を、意図的に取り入れた住宅になります。

また、日本古来の住宅の設備にはなかった「廊下」も、このころに新しくが追加されました。

従来では部屋同士が接しているため、特定の部屋に行くためには別の部屋を通っていく必要がありました。

そこに新しく「廊下」が加わることで、別の部屋を通っていく必要がなくなり、プライバシーを尊重することができるようになりました。

このようにして、少しずつ、でも確実にくらしが変わってきたのです。

さらにこのころには、高度経済成長を迎えたということもあり、マイホームを建てる人が急増しました。


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・現代

現代の住宅では、以下のようなものが標準搭載されるようになりました。

構造計算(許容応力度計算)
ZEH
耐震等級3

ただ住めればいいという住宅から、賢く、快適で、安全に住める住宅に、現在進行形で変化しているのです。

また、最近では、太陽光発電、IOT、スマートハウスなど、様々なテクノロジーを利用して、より快適な生活に変わりつつあります。

昔の住宅の 暑さ対策と寒さ対策

夏の終わりを感じる今日この頃、みなさんはいかがお過ごしでしょうか?

今年の夏も35度を超える猛暑日が多く続き、過ごしづらい日も少なくなかったかと思います。

今回は、先日に引き続き、日本古来の住宅の暑さ対策と、少し早いですが冬の寒さ対策がどのようにされているのかをお伝えいたします。

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日本古来の住宅は、どちらかというと夏向きにできています。

理由としては、日本の夏の高温多湿を和らげるための仕組みたくさん備わっているためです。

例を挙げると、

・壁が少なく、部屋と部屋の間は襖で仕切られている

・襖や障子戸を外すと、風の通り道ができ、熱や湿気を逃すことが可能

・優れた断熱材である「茅」を使用した茅葺屋根

・夏の直射日光が部屋に入るのを防ぐための「軒」

・風向きを考えた家のつくり

・高機能な土壁が家の中の温度上昇を和らげる

といった具合です。

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続いて、寒さ対策についてお伝えいたします。

暑さ対策ではたくさんの仕組みが備わっていた日本古来の住宅ですが、寒さ対策についてはなんとほとんど対策されていない状態でした。

現代の住宅では、○○や○○をはじめとした、様々な対策がされています。

しかし、日本古来の住宅では現代の住宅とは異なり、以下のような状態だったようです。

・断熱材が使用されていない

・家の中に隙間があるが原因で、あたたかい風が逃げてしまう

・アルミをはじめとした、熱を伝えやすい素材を窓に使用している

このような状態ですと、いくら空気をあたたかくしてもあたたかい空気が外に逃げて行ってしまいます。

そういったこともあり、空気全体をあたためるような方法と日本古来の住宅構造とでは、相性が悪かったそうです。


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そこで一部の人たちは、住宅以外での寒さ対策を考えました。

それは、「ドテラ」という防寒着です。

家の空気をあたためることができないならば、人間の体を直接あたためればいいという発想をしたのです。

他にも、、、

・炭を使った火鉢

・アンカやカイロ

・ゆたんぽ

といった、体をあたためだけでなく動きやすさも兼ね備えた、快適な生活を送ることができるような仕組みを考案していきました。

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現代では、暑さ対策、寒さ対策の両面において便利な設備が充実しており、それら設備が標準搭載されている住宅も増えてきました。

便利な時代に生まれたことを感謝しつつ、節度を守って使用していきたいものですね。